家族にうつ病の人がいると、何とか力になってあげたいと感じます。
では、家族で出来ることと言えば何かあるかと考えた時に、
まず一番に思いつくのは、温かく見守ってあげるということがありますね。
うつ病は治っても再発しやすい病気なので、このように長期的に見守ることはとても大事なのです。
そのほかにも食事に気を配ってあげるということも、
家族だからこそ出来るうつ病の人へのケアになるります。
では、一体どのような食事がうつ病の人には効果があるのでしょうか?
早速見ていきましょう。
うつ病は、実は食事と深い関わりがあるのです。
そもそもうつ病の原因とは、「モノアミン」という物質が不足することから起こるとされています。
元気を出すアドレナリンや、精神を安定させるセロトニンというホルモン全てをひっくるめた名称。
神経の伝達に関わるものは全てモノアミンと呼ばれており、
モノアミンが足りているとうつ病の予防にも繋がるとされています。
そのモノアミンの中でも、うつ病に効果を表わす神経はセロトニンとされているのですが、
セロトニンは口から入れても脳の中までは到達出来ないので直接的にうつ病の助けとはなりません。
では、どうしたよいかと言いますと、
セロトニンを作り出すために必要な「トリプトファン」
という物質を多く摂取することがうつ病に有効とされています。
トリプトファンを多く摂取することで、
うつ病改善に効果が出るということは分かりました。
では、そのトリプトファンとは一体どのような食材に多く含まれているのでしょうか?
トリプトファンは、主に必須アミノ酸に含まれています。
そのため、納豆や味噌汁、ゴマ、ナッツ、乳製品、バナナ、
豆乳などを積極的に摂取するように心がけてみましょう。
うつ病の改善や予防に効果のある栄養素は、アミノ酸だけではありません。
神経の伝達をする上で必要となる栄養素なので、ビタミンも積極的に摂取する必要があります。
その中でもビタミンB6とビタミンB3を特に多く摂取するようにしてみましょう。
ミネラルが不足すると、うつ病を重症化させてしまう危険があります。
ちなみにミネラルとは、亜鉛と鉄分から出来ていますので、
亜鉛と鉄分を多く含む食材を摂取しましょう。
いくら上記のような栄養を摂取していても、
規則正しい食生活をしていなければ自律神経も乱れてしまいますので、
うつ病改善効果は半減してしまいます。
毎日朝・昼・夜と出来るだけ食べる時間を決めて同じ時間に食事を始めるように心がけましょう。
また、ジャンクフードは精神に良い食べ物では決してありません。
もしもおやつの時にはスナック菓子ばかりを食べているという人は、
バナナやナッツといったおやつにチェンジするようにしましょう。
うつ病は食事で改善したり予防することが可能な病気だということが分かりました。
家族の中にうつ病と診断された人がいるのであれば、出来るだけ食事にも気を使って、
早くうつ病の症状が治まるようにサポートしてあげたいですね。
しかし、上記のような栄養素を摂取していても、規則正しい食生活を心がけないことには
うつ病改善効果にはあまり意味がありません。
そのためにも、毎日同じ時間に朝・昼・夜の食事を摂取するようにしてみましょう。
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